導入事例

授乳室を新設し、お子さまと一緒に気兼ねなく来庁していただける市庁舎へ

豊かな自然に恵まれ歴史と文化の町としても知られる大分県臼杵市。近年では「住みたい田舎」としても非常に人気がありますが、その理由のひとつとして子育て支援への注力が挙げられます。市役所の隣に建てられた臼杵市子ども・子育て総合支援センター「ちあぽーと」では子育てに関する様々な手続きから個別の相談にまで対応し、子育て中のパパママの強い味方となっています。そんな臼杵市の市庁舎にmamaroを導入してくださった背景について、ご担当の久藤さまにお伺いしました。

利用者が安心できる個室授乳室、可動式であることが導入の決め手に

臼杵市役所臼杵庁舎は築47年になる建物のため、つくりが古くもともと専用の授乳室がなかったので、市民の方からは授乳室設置のご要望や「授乳室はないんですか」というお問い合わせをいただいておりました。倉庫や会議室をつぶして授乳室にすることも検討されましたが業務上難しく、そんなときにたまたま行政系の情報誌でmamaroの記事を見て興味を持ちました。改修で授乳室を作ろうとするとそれなりの予算もかかりますし、カーテンで仕切るだけの簡易なものを用意しても利用者は不安だろうということもあり、施設改修をせずに個室空間を提供できるmamaroに既製品の強みを感じました。また、組織改編等に伴う配置換えが毎年のようにあり、改修で授乳室をつくるとしても場所が決められないという状況の中で可動式のmamaroであれば仮に一回場所を定めても別の場所に移動したいときはすぐに対応できるということが大きな判断材料になりました。

mamaro利用者からは好評の声

各種手続きで来庁される方にはお子さま連れの方も多く、例えば転入関係の手続きなどはなかなか一箇所の窓口では終わらず滞在時間も長くなってくるので、そういった面からも授乳室の需要は高かったのかなと思います。mamaroの設置後は「設置してくれた授乳室かわいいですね」「きれいで使いやすかったです」といったお声をいただいたり、ご感想をわざわざ窓口の職員に伝えにきてくださる方もいらっしゃって、設置して良かったと感じております。ただ、ご要望が多かったわりには利用率が低いようにも感じているので、授乳室があることをもっとアピールできるようにご案内サインを整理するなど工夫して、お子さま連れでも気兼ねなく利用できる施設にしていきたいと考えています。

行政で取り組む「安心して子どもを産み、子育てできる環境づくり」

臼杵市では保育、教育、子育て支援の充実、若者の定住や結婚支援などを重要視していて、子育て世代の方が住みやすい、なおかつ仕事と育児を両立できる環境を整えたいというところを一番に考えています。その一環として平成28年には市庁舎の隣に妊娠期から18歳までワンストップで対応できる子育て支援施設「ちあぽーと」を開設したり、教育の面でも学力向上やICT教育の拡充などに取り組んでいます。また、移住政策にも力を入れていて、6年間で1,400人に近い方が移住してきてくださっています。そのうちの8割が40代以下の方ですので当然子育て世代の方も多くいらっしゃると思ってまして、ちあぽーとのワンストップの子育て政策などの取り組みが評価いただけてるのかなと思っています。子育てにも良く教育環境も良いので臼杵に住み続けたい、臼杵に移住したいという方が、今後もさらに増えてくれたらと思います。

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