導入事例

カーディーラーは「家族」で過ごす場所へ。

湘南・平塚に本社を構える「日産サティオ湘南」は、「お客さまの満足を第一に考える」を基本理念に掲げ、多様なニーズを持つ地域のお客さまが試乗や商談に訪れます。

2017年10月に初めて「mamaro」のサービスを本格導入してから現在に至るまで、藤沢鵠沼店、綾瀬店の2店舗にて1台ずつmamaroをご活用いただいています。

今回は2店舗の店長さまに、導入に至った思いやその後の効果などについてお話を伺いました。

藤沢鵠沼店 店長 木村 賢次さま
日産サティオ湘南
綾瀬店 店長 太田 栄司さま

「授乳室は必要」というお客様の声が mamaro導入の後押しに

 日産サティオ湘南で数ある店舗の中でも、mamaroを導入した藤沢鵠沼店と綾瀬店の2店舗は、もともとお子さま連れファミリーのご来店が特に多い店舗でした。
今からおよそ3年ほど前になりますが、当時は子育て世帯向けの設備などが意識して整備されつつあった過渡期であり、ファミリーでのご来店は多かったものの、授乳室の需要の声は今ほど大きくなかったように思います。
私たちも、当時は授乳室などの整備についてそれほど危機感を持ってはいませんでした。
 
 そんなある日、お客さまからmamaroという個室の授乳室を開発している会社があるというご紹介をいただき、そのことがTrimさんとの出会い、そしてmamaro導入の直接のきっかけとなりました。
Trimさんをご紹介くださったそのお客さまご自身も、当時ちょうどお子さまが生まれたばかりだったそうで、「子育て世代のお客さまを誘致するなら、これからはきっとこういうものが必要になるよ」とmamaroをご紹介くださったのです。
 自分自身も子どもが生まれるまでは正直あまりピンときていませんでしたが、子育てを実際に経験しているお客さまからのお声に背中を押される形で、私たちのようなカーディーラーの店舗にも授乳スペースが必要なんだな、と思い至りました。
 ご愛顧くださっているお客さまに「ここなら子どもを連れて来ても大丈夫だ」と思われるようにするためには、mamaroを導入するのは欠かせないことのように感じられたのです。
 一般的に考えれば増築工事で部屋を作るところですが、mamaroは工事をしなくても省スペースで授乳室を設置できると聞き、まずは比較的面積の大きい藤沢鵠沼店と綾瀬店の2つの店舗で導入してみよう、という方向で検討することになりました。

可動式で導入が簡単 構造変更できない既存施設にもフィット

 導入が決まってから、当時すでにmamaroが試験導入されていた施設に趣き、導入時のイメージを膨らませようと寸法を測ってみました。
増築して部屋を作ることと比べたら大幅な省スペースになるだろうと感じました。
mamaroを導入した一番の決め手になったのは、なんといっても可動式で、簡単に導入ができる点です。
 藤沢鵠沼店や綾瀬店のような比較的大きい店舗だと、店舗の改装程度はできたとしても授乳室などのために新しく部屋を設けるような構造変更はできない場合が多く、逆に小さいお店だと部屋を増築するスペースが限られてきます。
その点、mamaroは動かすことができるので、店舗の大きさにかかわらず建築上の構造変更が難しい場合にも最適な解決策となりました。
 サイズについてもちょうどよく、赤ちゃんケアのスペースとして考えられていることもあり、ベストな大きさではないかと感じています。
カジュアルで入りやすい外観デザインにも非常に満足しています。できることなら、日産サティオ湘南ではない他社ディーラーさまには、mamaroのことを教えたくないと思うほどです。

ファミリー層とのコミュニケーションツールから 集客ツールとしての進化を期待

 現代は家族の形も多様化しており、外出先となりえる施設側が育児に対するさまざまな配慮をするようになってきている、と感じます。
 昔は授乳室がお出かけ先にあるのが当たり前ではなく、それは私たちのようなカーディーラーの店舗についても例外ではなかったため、少子化の世の中にこのような時代の変化がみられることは素晴らしいことだと思います。
 そして私たちも「子育て世帯のお客さまにもっとご来店いただきたい」と思うからこそ、mamaroの導入を決めたのです。
 
 現在はまだmamaroを見たことがない、使ったことがないというお客さまも多いことから、私たち店舗のスタッフ側からお子さま連れのお客さまに「授乳室、ご用意していますよ」とお声がけさせていただいています。
 ご来店されたお客さまにmamaroをご活用いただくのはもちろん大歓迎ですが、今後は逆に、mamaroがあることでもっと多くのお子さま連れファミリーにご来店いただき、利用される方が増えていく・・・という流れを作れたら、と期待しています。 
 また、現状だとmamaro=授乳室という捉え方がどうしても強くなってしまうので、ご家族連れの方により親しんで利用いただくためにも用途を限定しすぎず、「子育て全般に使える」ことを広くアピールしていけたらと考えています。
 外出先や人前では難しい、親が子どもを諭したり、たしなめたりするためのプライベートな空間として使っていただくのも、十分に需要があるのではないかと思います。
 
 お客さまにとっては、mamaroはまだまだ”初めての空間”であるケースも多いので、mamaroを利用したお客さまの中には、内部に設置されたモニターをはじめ、操作に戸惑われる方もいらっしゃるようです。
 そのような場合にも店舗のスタッフから丁寧にご案内できるよう努めていますが、今後はmamaroをご利用されている間に見ることができるよう、内部モニターで日産車の情報を積極的に流すなど、より施設に合ったコンテンツ配信についても検討していきたいと思っています。
 
 私たち日産サティオ湘南が、他施設に先駆ける形でmamaroを本格導入しました。導入した当時はまだ世の中のどこにも設置されていなかったmamaroが、今や180台を超える導入実績*があると聞いて安心したのと同時に、子育て中のお母さんたちがいろいろな場所にお出かけできるよう、もっと広がってほしいとも思います。(*2020年8月末現在)
 現在のところ、mamaroについて特段マイナスに感じるところはありません。ユニセックスなデザインでお父さんも使いやすいですし、施設側としてもmamaroは後付けできるため、効率よく導入できるところも非常によいですね。今後もぜひ、いろいろな施設にmamaroを広めてほしいです。


▲ 清潔な店内から真新しい試乗車を見渡せる(藤沢鵠沼店さま提供)
▲ 綾瀬店に設置されたmamaro
▲ 藤沢鵠沼店に設置されたmamaro

試乗もご家族揃ってお気軽に 地域に愛されるカーディーラーとしてできること

 日産サティオ湘南は、「お客さまの満足を第一に考える」を基本理念ベースに接客を心がけています。
個性化、多様化がますます広がるお客さまのニーズをきめ細かく捉え、確実な対応を実践していくことを企業全体として大切にしているため、お子さま連れファミリーも含めたどのようなお客さまでも来店しやすく、過ごしやすい場所づくりを目指しています。

 キッズコーナーもありますし(現在は感染対策のため閉鎖中)、綾瀬店ではイベントの際にお子さまへのプレゼントもご用意しています。
ご両親とお話されていると退屈になってしまいぐずってしまうお子さまもいらっしゃるので、風船など遊べるものをいろいろとご用意してお待ちしています。
 カーディーラーはどうしても“大人の場所”で、子どもを連れてくるような場所ではないと思われる方も多いと思いますが、お車選びというのはご家族で過ごす快適な空間を選ぶということ。試乗用にチャイルドシートを用意しているので、お子さまと一緒でも試乗ができます。

 事前にお問い合わせをいただければ試乗車に予め準備をしておくこともできますし、いまお使いのチャイルドシートの取り付けができるかどうか、試乗車で試していただくこともできます。
ぜひお子さま連れでも気軽な気持ちで、家族みんなでいらしていただけたらと思います。

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